脳ドック

Brain Dock

当院での特徴

いろいろな検査が脳の病気の診断や治療に役立っています

たまに起こるめまいや頭痛、歳を重ねると心配になる脳卒中や認知症。当院はそれらの病気の早期発見、早期治療を目的に誰もが受けやすい脳ドックを目指しています。それは価格と時間に現れており、当日予約無しで検査を受け、診断結果を聞けるコースもあります。

高性能MRI装置による検査

MRI装置は放射線被曝がなく、造影剤を使用せずに血管撮影が行え、患者様の負担の少ない検査です。しかし、撮影時間が長く、脳血管病変の発見率はMRIの性能によって左右される事があります。
当院はフィリップス社製の高磁場MRI(Intera1.5T Pulsar・Achieva 1.5T)を導入する事により、高画質な画像を実現しています。また高速撮像法(SENSE)を搭載するMRIを二台導入する事により、大幅な時間短縮が可能になりました。

写真:フィリップス社製 高磁場MRI(Intera1.5T Pulsar・Achieva 1.5T)

いろいろな検査の組み合わせによる精密脳ドック

頚部エコーや24時間心電図(ホルタ-心電図)は脳梗塞の発症危険因子の早期発見に有効です。

ただし、頚部エコーは体系等によって診断が出来かねる場合があります。

平日・土曜・日曜・祝日の選択可能

「脳梗塞や、くも膜下出血も心配だが、仕事を休んでまで検査には行けない。」「高齢の父親・母親にいつまでも元気でいて欲しいと願っているが、なかなか設備の整った病院に連れていってあげれない」…こういった方も多いと考え、ご希望に合わせた曜日を選択していただけるように配慮させていただいております。
詳しくは、受診のご案内ページもしくはお気軽に電話でご相談下さい。

一目で分かる脳の異常・近い将来起き得る病気の予測と予防

からだの中で一番大切な臓器は脳。あなたは自分の脳を知っていますか?

私達が毎日生活し、仕事をしていく上で欠かせない重要な組織である脳。
高齢化社会が対応して公的介護保険も導入されましたが、できればいつまでも介護される立場にならずに元気で暮らしたいものです。

突然襲いかかる脳卒中を予防しましょう。

脳卒中は1980年まで日本人の死亡原因の第一位でした。その後、食生活の改善や医学の進歩に伴い現在は癌・心臓病に次いで第三位ですが、最近でも年間12万人が亡くなっています。医学の進歩により死亡率は低下しましたが、発病する方の数自身が減っているのではなく、身体や知能の障害を残す人の総数は年々増加しています。
毎年50万人が脳卒中発作で倒れていると言われています。現在脳卒中にかかっている人(後遺症を持っている人)は160万人と言われ、癌の約3倍と推定されます。脳卒中は脳を栄養する血管が詰まる脳梗塞、脳内の小血管が裂けて血腫をつくる脳出血、脳底部の動脈にこぶ(脳動脈瘤)ができ、それが破裂しておこるくも膜下出血の3タイプに分けられます。
脳ドックにより本格的脳梗塞や脳出血の予防、くも膜下出血の予防と対策なども可能になりました。

脳腫瘍も早期発見・早期治療で治癒可能

脳腫瘍は全国で年間2万人が発症するといわれています。そのうち約三分の二は良性腫瘍、三分の一は悪性腫瘍です。MRIを用いる脳ドックによれば10分程度横になっているだけ。脳腫瘍があれば、まず見落とすことはありません。脳腫瘍というと、とても恐ろしい病気のようですが、症状の出ないうちに早く発見すれば後遺症を残さず治療できる可能性も高くなります。

物忘れや動作の鈍さを年齢的なものとして、あきらめていませんか?

アルツハイマー型認知症・パーキンソン病・脊髄小脳変性症など神経内科疾患や、うつ病、肝臓障害、腎臓障害による見かけ上の(偽の)認知症などもMRIと神経学的診断・知能検査・血液検査などの組み合わせにより早期に診断できる可能性があります。正確な診断のもとに治療すれば、物忘れや動作緩慢も改善することがあります。

どのような方が脳ドックを受診したら良いのでしょう。

60歳以上の方は一度は脳ドックを受けましょう。60歳以下であっても高血圧・糖尿病・高脂血症・心臓病などの持病をお持ちの方、ヘビースモーカーの方、血縁者に脳血管障害や脳の病気のある方は脳ドックを受診した方が良いでしょう。

なお、頻繁に頭痛がする、嘔吐を伴う、数日のうちに認知症や言語障害が進む、急に半身麻痺が出たような方は急いで脳神経外科外来又は神経内科外来を受診して下さい。外来診察の結果、精密検査が必要と判断された場合には、MRI/MRA検査などが直ちに施行されることがあります。これは健康保険を使用した通常受診となりますが、検査の質が低下するわけではありません。

脳ドックでわかる病気の一例

MRI検査
聴神経腫瘍
無症候性ラクナ梗塞
MRA検査
脳動脈瘤
無症候性中大脳動脈閉塞

60歳以上の方が最も不安を覚える、脳卒中や認知症の防止と早期発見を目的に、誰もが受けやすい脳ドックをめざしています。それは価格と時間に現れています。全国のほとんどの脳ドックで数万円以上、しかも2日がかりになっていたものを、身近な価格で提供し、検査当日に結果を聞いて帰ることができるコースが特長です。