case.03 慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

慢性硬膜下血腫について

慢性というのはゆっくりとした経過という意味です。
頭の打撲などから1ヶ月から2ヶ月程度経過して、硬膜というところの下に血腫が溜まるので硬膜下血腫といいます。
手術が必要な場合もありますが、経過は非常に良好です。但し、高齢者では再発や合併症の可能性が高くなると言われています。

当院での治療方法

頭を打ってしばらくし、1~3ヶ月後に発症する高齢者に多い病気です。軽微な外傷のことも多く、頭を打ってないこともあります。頭を打ったことを患者様ご本人やご家族も覚えていないこともあります。比較的急速に出現進行する、認知機能障害や尿失禁・行動異常、手足の麻痺などをみとめますが、一般的には、発見が早ければ簡単な手術で回復可能です。ただし、病気になる前の体力と認知症の有無・年齢などにより予後が異なります。稀には、とても緩徐な進行で、麻痺などなく認知症とは非常に鑑別しにくい症例もある。

年間80~100例の手術を行っています。

慢性硬膜下血腫については、こちらの資料をご覧ください。

症例紹介

  • case01 脳卒中
  • case02 脳動脈瘤
  • case03 慢性硬膜下血腫
  • case04 正常圧水頭症
  • case05 片側顔面痙攣・三叉神経痛
  • case06 脳腫瘍
  • case07 脳動静脈奇形・硬膜動静脈奇形・内頚動脈海綿静脈洞瘻
  • case08 その他の症例